先月、奈良の松尾寺・矢田寺に行ったので、再び自家用車で奈良の信貴山朝護孫子寺に行ってきました。
聖徳太子が創建したと伝わる信貴山真言宗総本山で、本尊は毘沙門天、一般には信貴山の毘沙門天さんとして知られています。
関西では初詣や寅まつりで多くの参拝客が集まるところで有名で、境内には大寅をはじめ張り子の虎があちこちにありました。神仏習合の名残で、鳥居も居並んでいます。
本堂は戦後の再建ですが、大和平野を見渡す舞台造りの大きな建物で、山腹の境内は石段で繋がれて建物が居並び、寺院のテーマパークのようでした。
新しい建物が多く、文化財的にはあまり見るべきものはありませんが、雰囲気が箕面の勝尾寺や宝塚の中山寺と似ている近代的な寺院で、多くの参拝客が訪れていました。
開山堂、本堂などをまわり、御朱印をもらえるというので、歩いて奥の院まで行きました。
30分程かかると聞いていたので、山道を歩くものと思っていたところ、緩やかな舗装道を歩くだけで、最後の方では普通の道路も横切って、こんなところにあるのかと思うような外れにありました。
当初は人が見当たらなかったのですが、後で来た参拝客などと境内をうろついていると住居から現れた寺院の方に御朱印をもらうことができました。
帰宅してから調べ直すと何のことはない、本堂とは全く離れた寺院で、近くまで普通の道路で、最後も狭い道ながら自動車で行けるようでした。
また約30分かけて戻るとあまり時間がなく、塔頭を周って御朱印をもらって、この日の参拝を終えました。もう少し時間に余裕をもってゆっくりと再訪したほうが良さそうです。