ライスボウル観戦

アメリカンフットボール日本選手権”ライスボウル”関西学院大学対富士通の試合を東京ドームで観戦しました。

3連覇中の社会人代表の富士通に2年連続で挑む学生代表の関西学院大学ですが、学生代表が勝ったのは2009年の立命館大学が最後で、社会人代表が優位の状況。
元々技術面の実力が上の社会人チームに近年は体力面で圧倒する外国人選手が加わり、実力差が顕著になり、試合のあり方も議論されるようになっているライスボウルですが、まずは関西学院大学がどこまで社会人代表に対抗することができるかに注目。

とはいうものの、今年の関西学院大学は以前のような圧倒的な強さで学生代表になった訳でもないので、劣勢は必至。
見に行くかどうするか迷いましたが、1994年の初観戦以来関西学院大学が出場すれば必ず観戦に行っているので、もはや正月の習慣として観戦することに。
いつもは甲子園ボウルに勝てばすぐ前売券を確保していたのですが、予約してから換券を忘れてしまい再購入したため、1階観客席最後列という遠い位置からの観戦となってしまいました。

試合の方は最初の攻撃から富士通が圧倒、最初の2シリーズであっさり2TDを奪い先行します。QB高木のパスが的確に決まり、戦前の予想通りRBグラントが止まりません。関西学院大学は1度は止めても次の攻撃であっさりロングゲインされる嫌な展開。
関西学院大学も攻撃はある程度ゲインしてダウン更新できるものの得点には至りません。
第2Qに入り第4シリーズの攻撃で富士通はTDを奪い、はやくも21-0とリード、事実上ここで勝負あったの感。
ここで関西学院大学はRB三宅の独走でTDを奪いようやく得点、これから反撃かと思いましたが、前半終了間際の攻撃でまたも富士通はRBグラントが抜け出しTD、28-7で前半終了。

後半戦に入り、富士通は攻撃が次第に止まり、前半戦のように得点をあげられらくなります。富士通がメンバーを落としたようですが、関西学院大学はQBサックなど守備陣がふんばります。
しかし、攻撃陣は前半同様ある程度は進むのですが、得点には至らない展開。
このまま後半戦は何もなく終わるかと思いましたが、第4Qにようやく攻撃がつながりパスでTDを奪い、38-14と追い上げたところで試合終了となりました。

関西学院大学は得点、スタッツではある程度頑張った感はありますが、内容的には戦前の予想とおり富士通が圧倒した試合でした。
外国人選手のRBグラントはそれほど体格が大きい訳でもないのですが、一旦抜けると止めることができませんでした。
また、控えのQB高木がほとんどパスが成功という落ち着いたプレイでやはり社会人の実力を実感したように思います。

何はともあれ関西学院大学はこれでシーズン終了。長年指揮をとってきた鳥内監督は最後の試合となり、一ファンとして長い間お疲れ様でしたと感謝の気持ちで一杯です。

 

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