秋の彼岸なので京都の大谷本廟に墓参りに行ってきました。
彼岸でいつもよりも沢山の墓参客が訪れていましたが、他の人がしきりに写真を撮っていたのが花手水。以前からあったはずですが、最近人気があるようです。
このあと寺社巡り。先月に続いて上高野地域を周りました。
まず、崇道神社へ。
崇道神社は、奈良時代末期に光仁天皇の皇子で、反桓武天皇の中心勢力として捕らわれて自殺した早良親王の霊をなぐさめるために崇道天皇の追号を贈り、祀られたの始まりとされています。
祟りの神社として気味悪がられているようですが、菅原道真の北野天満宮も同じはず。
長い参道の緑が綺麗で、本殿周辺の雰囲気もひなびた良い感じでした。
御朱印をもらおうと思ったのですが、先日の三宅八幡宮で聞いたとおり午後は関係者不在のようです。
次に祟道神社の隣の栖賢寺へ。
栖賢寺は、元は南北朝時代に尼崎に開いた臨済宗の寺院ですが、明治時代になって衰退し、昭和7年に当地に移転再建されたという寺院。
近年住職不在となり荒廃していましたが、平成28年に住職があらためて入山して復興中のようです。ちょうど住職がおられて少し話しをすることができました。
山林のなかの広い境内には緑あふれる庭園と観音堂、鳳凰閣、茶室など近世の建築ながら立派な建物が点在していました。秋の紅葉はさぞかし見事だろうと想像されます。
崇道神社の参道から樹木越しに建物が見え、以前から知る人ぞ知るという寺院だったようで、私もネットで調べて気になっていましたが、ようやく祟道神社と共に訪問することができました。
最後にこの地に折角来たのでと蓮華寺に。
蓮華寺は、実相院門跡とあわせて秋の紅葉を見に来て以来3年振りの訪問ですが、この時期なので、他に訪問客はほとんどおらず、静かに庭園を眺めることができました。