コロナ禍のため8校による総当りからトーナメント戦となった今季の関西学生アメリカンフットボール、決勝戦は関西学院大と立命館大の対戦。
最後の試合で有観客試合となって、ようやく現地観戦できました。前売りによる指定席販売で、座席を一つ置きに座って、約5千人入場の試合となりました。
立命館大の攻撃で試合開始。
立命館大は開始早々攻撃が進みますが、TDパスを関西学院大がインターセプトして無得点に。
続く第2シリーズでは攻撃を抑えてパントと思ったところで、関西学院大の反則で攻撃続行。
その後立命館大の攻撃を止められずTD、先制を許してしまいます。
関西学院大は攻撃がほとんど進みませんでしたが、第2Q終盤にRB前田の独走でロングゲイン、さらにQB奥野のTDパスが決まって7-7の同点に追いついて前半終了。
関西学院大の攻撃で後半開始、最初のプレイでパスをインターセプトされ、あっさりTDを許し7-14とリードされます。
次のシリーズでも競り合いからパスをインターセプトされてしまい、嫌な流れに。しかしここはディフェンスが踏ん張り追加点を防ぎます。
ここから関西学院大はラン、パスが決まり徐々にゲイン、最後にFGで10-14と迫ります。
続く立命館大の攻撃で今度はパスをインターセプトで攻撃権を奪うと、4thダウンギャンブルを挟んでパス、ランで前進、最後にFGで13-14と1点差に迫ります。
関西学院大に流れが向く試合展開となりましたが、ここから立命館大の攻撃で、RB立川のランを全く止めることができず、じりじりとゴールライン間際まで攻め込まれます。
ここでTDを奪われると残り時間から厳しいところでしたが、パスをインターセプト、追加点を許しませんでした。
関西学院大、自陣ゴールライン前からの攻撃では大きく前進したものの得点までは至らず、立命館大の攻撃へ。
ここで時間を使われると試合終了の正念場、関西学院大のディフェンス陣が踏ん張ってダウン更新を許しません。
残り時間1分36秒からの関西学院大最後の攻撃、QB奥野から的確にパスが決まり徐々に前進、FGレンジ内に入ると時間を使い切ったところで、残り3秒からK永田がFGを決めて、17-14と逆転、見事に優勝を果たしました。
終わってみれば、関西学院大はパスである程度は進むもののTDには至りませんでしたが、FGを重ねたのが勝因となりました。
立命館大のランに対応できず、特に第4Qの攻撃で全く止めることができませんでしたが、最後にパスにプレイ変更したので助かったように思います。
厳しい試合展開でしたが、何はともあれこれであの33年連続出場以来の5年連続で甲子園ボウル出場となりました。